学生の頃から海外での生活に憧れていたKanaさん。
昔から人前で話すことが苦手で、内気な性格だったKanaさんは「ちゃんと英語が話せるようになる?」「本当に自分一人で海外で生活できるの?」といつも考えてしまい、不安からなかなか海外へ渡航する決断ができないでいました。
それでも大学卒業をきっかけに「今変わらなきゃ、ずっと変われない!」と自分を奮い起し、オーストラリアへワーホリに行くことを決意されました。
ずっと憧れていた海外生活。海外で働いてみたかったKanaさんは、現地で有給のインターンシップができるプログラムを選択し、渡航直後の2ヶ月間は語学学校に通われました。
学校では、相手が何を言っているかはわかるけど、コミュニケーション中心のクラスで自分から積極的に発言できずにいました。
内気でおとなしい性格だった為、友達も作れず毎日の生活が辛くてホームシック気味に。学校の日本人カウンセラーに毎日相談に行ったり、日本に帰ることを真剣に検討したこともあったとか。
「当時は精神的にしんどくて、もう日本に帰ろうと何度も思いました。けどやっと叶えた自分の夢だし、ワーホリは一度しか使えないからこのチャンスはもう二度とないんだと思って、自分に活を入れました。」
学校スタッフに支えられなんとか学校に通い続けたkanaさん。日本人カウンセラーの助けを借り、初めての友達ができてからは、あっという間に交友関係が広がったといいます。
友達が多い、一人じゃない安心感はkanaさんにとって大きなもので、少しずつ自分から授業に加わっていけるようになり、みるみるうちに授業が楽しく!
先生や友達と一丸となって英語の勉強をしたことによって英語力もどんどん伸びていきました。
その後Kanaさんが始めたのはホテルインターンシップのお仕事。ハウスキーピングの仕事から始まり、少しずつ接客の仕事も振られるようになりました。
「インターンが始まってからも、緊張と失敗したらどうしようという気持ちで積極的に前に出られないでいました。そんななか、自分なりに一生懸命接客した人からありがとうと言われてすごく勇気が出たんです。上司の人にも褒められて、すごくうれしかった。もっと自信を持っていいんだなって思いました。」
ホテルインターンを経験したkanaさんは、徐々に自分の意思をしっかり言えるようになり、渡航前の自分からは信じられないくらい、明るく前向な性格に変わったそうです。
そしてその後、あれだけ帰りたいと思っていたはずなのに、セカンドワーホリも取って2年間オーストラリアに滞在されました。
Kanaさんは現在日本に帰国し、語学力を生かして通訳の仕事をされています。
「海外では自分をしっかり出さないと、全然相手にしてもらえませんでした。当時は本当に辛かったけど、頑張って乗り越えることが出来たからこそ今の通訳としての自分があるんだと思います。本当に行ってよかったです!」