先日部屋の掃除をしていると、イルカボールペンが出てきました。
このイルカボールペンは以前、私が海外へ渡航する前に父がくれた物です。
幼い時からイルカが大好きで、
いつか海外の海でイルカと泳ぐことを夢見ていた私は、
大学卒業後すぐに海外へ渡航することを決めていました。
日本で就職せずに海外へ、
しかも何かを勉強をしにいくわけでもなかったから、
当然両親は大反対。
なんとか説得して母は応援してくれるようになったけど
父は最後まで反対し、渡航を決めてからの半年間ほとんど口をきいてくれませんでした。
そして私が渡航する日。飛行機に乗る直前になって突然父から紙袋を渡されました。
飛行機に乗った後その袋を開けてみると、中にはイルカボールペンと一通の手紙が。
MIKIへ。
お父さんは心配しかできないけど、いつでもMIKIのことを思っている。
父の言葉がすごく嬉しくて、飛行機の中だったけど、人目も気にせず泣いてしまいました。
海外では自由気ままに生活するつもりだったけど
このチャンスを最大限生かそうと考え直しました。
現地に着いてから、最初は行く気のなかった語学学校に通い始め
父の援助のおかげもあり専門学校にも通うことができ
最終的にスキューバーの資格を取ることができました。
日本に帰ってきて、私が海外で頑張っていたことを話した時の父の顔が
すごく誇らしげで記憶に残っています。
あの時父にもらったイルカのボールペンは、今でも私の宝物です。
★☆ MIKIさん、インタビューにお答え頂きありがとうございました! ☆★