私はオーストラリア、カナダへのワーキングホリデー(以下ワーホリ)経験を経て、Princess Cruise Lines, Ltd.よりフォトグラファーの契約をいただくことが出来ました。語学の上達はもちろん、海外での生活、仕事などを経験出来たことが、今回のチャンスを掴むきっかけになったと思います。
ワーホリに興味を持ったきっかけは、英語が喋れたら、世界中の人とコミュニケーションをとり、写真を撮って、喜んでもらえると思ったからです。
▲(メルボルンの語学学校にて。入学当初一番下のクラスだった私にノーディクショナリといい、辞書の使用を禁じたジャッキー先生と。)
渡豪当初は語学学校に通いながら、写真を撮らせてもらえるところを探し、学校行事や、パーティーの写真を撮らせていただきました。それだけでは生活が出来ないので、カフェとバー、で働きながら生活費を稼ぎました。この経験は語学の上達だけでなく、“重要なことは、出来るか出来ないかではなく、やるか、やらないかである”ということを教えてくれました。
▲(オーストラリアでのルームメイト、ティアゴのお別れ会。彼と生活したことで、急速に英語が伸びました。中央はフラットメイトのダーシィー)
▲(オーストラリアの職場で。左からカフェのマネージャマイケル、私、シェフのトミー。私たちと同じアジア人である彼らが異国の地で強く生きてることに刺激をもらいました。)
カナダでは、オーストラリアでの経験を生かしてフォトグラファーの求人をネットで探し、そこで知り合った人々と仕事をしました。時にはギャラの支払いで揉め、訴えるとまで言われたこともありました。そこで大事なのは、自分の意見を言うこと、安易に謝らないこと。その時自分は正しいと思ったので、意見を突き通して危機を乗り越えました。
▲(カナダで働いていた中東料理レストランにて。イスラムの文化や風習を知ることができました。)
ワーホリ前と一番変わったと思うのは、自信がついたところです。自分のやりたい事に挑戦し、ほんのすこしでも結果を残す事が出来た、以前の自分ならビビって挑戦すらしなかった事が出来た、それがすこしずつ自分を変えていき、チャンスに飛び込める自分にしてくれました。2年3ヵ月前、ワーホリに行く前は、海外の会社と契約し、仕事ができる事は想像すら出来ませんでした。将来、今想像も出来ないような、チャンスが転がってきたときに、挑戦できる自分でありたいし、挑戦したいです。